久々のコラムです。
タイトルについてのお話です。
相手に打ち込む際に欠かせない気剣体一致の所作があります。
気:意志、心の作用をいうのであって、心の判断によって動作を起こそうとする決心をいいます。
剣:竹刀の働く作用をいいます。
体:体勢のことで、身体の力、四肢の働きをいいます。
この「気・剣」はしっかりしていている所作の剣士は南行徳剣友会のみならず各道場、剣士はしっかりできていると思います。
試合等の勝負の差が出ているのはこの「体」では?と思います。
(まだまだこの気・剣で見直す箇所はたくさんかもしれませんが一旦ここでは割愛します)
この「体」ですが、以前のコラム「足について」ありきでお話します。
道場内で私が良く注意していると思いますが、竹刀を正眼に構えることを懸命になりすぎて
下半身が疎かになっている気がします。
・右足に重心が乗りすぎている(前足にどうしても重心がかかってしまうようですね…)
→ 結果:一度体を起こす、左足を出してしまうという悪循環
・体が反り返っている(手を前に出しているのでバランスをとろうとしていると思いますが…)
→ 結果:そのままだと竹刀を振れないので一度体を前に倒す所作が必要になる
何時でも体出せる(相手に飛び込む/合わせられる)ようにするよう心がけましょう。
そうすることで「気・剣」を十二分に発揮できると思います。
2014/07/20 指導部 石川勝博