彼を知り己を知れば百戦して殆うからず


久々にコラムを書きます。難しいタイトルですね(笑)

この言葉の詳しい内容はWebで検索/親御様に聞いて頂くとして、剣道をする方々には心に響く言葉になると思います。

剣道の旨い/強い人って、ここが解っているのだと思います。
(言葉ではあらわせないと思いますが、俗にいう感覚ですね)

みなさん、
1)相手はあなたが打つまで動かないでじっと待っててもらえる
2)あなたが何もしなくても動いてもらえる
と思っていませんか?(自分は最近までそう思っていました)

1)は相手の気持ちになればわかると思いますが、当然打たれたくないわけなので
避けられる、受けられる(守られる)、返し技を打たれますよね?
2)は胴を打ちたいから面を打ってくださいと待っていても
打ってくれない/胴打ち間に合わないことがありませんか?

やりたい打ち(面/小手/胴/突き)/技(でばな、返し、抜き)があれば、
相手にその打ちを打てるように仕向けなければなりません。

だって、あなたが思っているのと同じく、相手も打たれたくないと思っているのですから…。

これって、結構疲れます。それだけ一本を取るには努力/所作が必要なのです。
でもこれが自然にできるようになればきっときっと納得できる一本を打てる確率は上がるはずです。

人間という高知能の脳を十二分に発揮しましょう!

ではでは。


2013/11/24(日)
指導部 石川 勝博